【江戸伝統工芸品宿泊商品化プロジェクト】
  ● はじめに

    2017年の6月にNPO法人ふれあいまちむら興し塾の事業
   としてスタートした、『江戸の伝統工芸品の旅行商品化』。

    先ずは、江戸伝統工芸品にどんなものがあって、江戸時代からそ
   の伝統を引継いでいる工房がどこにあって、どのような状況にある
   のかを把握しようと、ホームページの検索を開始しました。

   60を上回る伝統工芸品がみつかりました。

   目指すはインバウンドの誘客ツールとしての旅行商品化です。

    しかしながら、学生はまだ旅行動向、ホテル業界、旅行会社の仕
   組み、予約の流れ、旅行商品化に当たってのいろいろな課題、更に、
   江戸伝統工芸品の魅力や認知度などなどが分からず、ましてや、ど
   のように旅行商品iにするかのプロセス、見極め方、アイテム提供先
   と受入施設との関係、お客様のニーズ、旅行会社を含めて、Web
   サイトの現状など、など、何も分からない、無い無いづくしからの
   スタートでした。
   
    そして、何回も、経験・知識不足、状況の判断ができないまま、
   先走りをしたり、判断ミスを指摘され、度々、挫折しそうになりな
   がらも、少しずつ思考角度の違いを理解し、見直し、修正を重ね、
   やっと、おぼろげながれ、商品化の流れをつかんできたようてです。

    事業を展開するに当たって、奥の深さ、難しさを身をもって体験
   になったようです。


   それまでの経緯は ⇒ 第150回『まちむら興し塾』報告
 
   事前学習 【旅行商品化の流れ】


1)地元の財産・埋もれている宝の再発見

  ① 地元の魅力の素材列記
  ② 一覧表作成

 2)何を、どんな客層向けにどのようにプログラム化する、企
  画条件を検討

  実際現場に行き、選択素材や内容が旅行商品化するに当たり、
  企画条件にマッチしているか情報収集・確認

  ⇨ 可能性・問題点を検証

3)アイテムの絞り込み

4)企画ラフ案の作成

5)企画の具体化  Part1

  1)ラフ案を基に現地に出かけ、交渉、打ち合わせ
  2)交渉結果を持ち寄り、調整
    ・プログラムに関する費用・時間・会場
    ・受入体制の人数・器具などの確認

6)企画の具体化  Part2
  旅行企画書に落とし込み

  ① 企画タイトル
  ② プログラム手順作成
  ③ 設定期間・最少催行人数・販売価格決定
  ④ プログラム実施に当たっての注意事項

7)最終プログラム決定

8)モデルコース作成

  1)最終決定プログラムを組み合わせモデルコース作成
  2)交通手段

9)セールス方法                              

  (1)マーケティング
     1)対象地区
     2)客層
     3)目標人数                               

 (2)集客方法
      1)旅行会社
      2)直販
       自治体・その他組織との連携
     3)SNSの活用                 

  (3)セールス体制・計画作成
           1)セールス体制の陣容
      ① 予約受付場所
      ② 要員の確保
      ③ 予約受付フォームの構築
      ④ 精算システムの構築

     2)セールス時期 販売開始10ヶ月前
     3)セールス対象地区       

10)宣伝・販売促進方法

  (1)セールスツール
        ① パンフレット・チラシ
    ② ホームページ
    ③ 旅行会社パンフレット掲載
    ④ その他マス媒体

  (2)販売促進費用の確保
    ① 自治体・国からの補助金
    ② クラウドファンディング
    ③ 企画関連企業・組織からの拠出

 ● 2018年への方向性
 
    1)もう一度原点に返ってアイテムを見直し、これだという江戸
      伝統工芸の候補先を探し出す。

   2)着地点
     浅草ビューホテルの宿泊プランを前提に、他のホテルも含め
     て、旅行会社向けへの宿泊プランとして商品
化の提案をする
     ことを目指す。

   3)メインのターゲットをインバウンドとする。

 ● 工房先の絞り込みとアンケート調査訪問

    試行錯誤を繰り返しの1年間でしたが、やっと、16アイテムに絞
   り込みました。

    そして、2018年度の商品化の実現向けて、各工房を訪ねて、
   現状把握と問題点、更に、商品化に不可欠な条件の打診などをする
   アンケートフォームを作成して、訪問を始めました。


江戸伝統工芸品宿泊商品化プロジェクトの決意


Galbo 平成30年5月15日

国際地域学部国際観光学科3年

佐藤 優

 

● 現状

 約一年前に計画が始まったにもかかわらず、未だに実際に訪れた伝統工芸品のお店は6店舗である。日程が合わないということを言い訳に事業を進めることがゆっくりになってしまっている。

 

● 今後の課題

 今までの反省を活かし改善する必要がある。スピードを上げる必要がある。そのためにはまず、優先順位を上げることだ。学校の授業などやらなければいけないこと、個人の取り組みやバイトなどやりたいことが多い。

 

 その中で少しでもこの事業の優先順位を上げて取り組むことが必要である。

 次に、協力することだ、6人という人数で残り10箇所訪れるためには全員の協力が必要である。自分がその日にいけないとしたら他の方法を自発的に考えて助け合う必要がある。

 最後にモチベーションである。よりこの事業にやる意義を持ちモチベーションを上げることが必要である。 

 

● 目標

◇ 6月中に16店舗全てを訪問する。

◇ 訪問したものをまとめる。

◇ 一人二店舗は必ず訪問する。

◇ 6月中に勉強会以外で全員集まる日を一日作る。

◇ 連絡を今まで以上に頻繁にする。

◇ 新入生を集める。

 

● 今後の予定

◇ 残りの工芸品のリストアップ・振り分け(田中)

◇ 5月27日(日)伝統工芸品巡りをする。(丸田AM吉田PM坂井)

          コース決め(丸田)アポイント(坂井)

◇ 6月 コメンテーター 学生(佐藤or吉田)

◇ 工芸品巡りの際の質問内容・話す内容をまとめる(朝山)

◇ 工芸品のまとめ(吉田)

◇ 全体のまとめ・日程調整(佐藤)

◇ 平日も使い店舗を訪れる。

◇ 少人数でも行なっていく。
 (友達・留学生を誘う→新入生獲得)

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  最終選定伝統工芸工房
 1.ステンドグラス  ◇ Nido         台東区
 2.和紙  ◇ 小津和紙         中央区
 3.江戸木目人形    塚田工房         墨田区
  真多呂人形学校      台東区
 4.江戸切子   グラスファクトリー創吉  墨田区
 5.江戸手描提灯   大嶋屋恩田        台東区
 6.東京七宝  ◇ 坂森七宝工芸店      台東区
 7.江戸つまみ簪(かんざし)  ◇ つまみ堂         台東区
 8.東京額縁  ◇ 額縁工房田島       台東区
 9.江戸更紗  ◇ 染の里 二葉苑      新宿区
10.東京本染   東京染め物語博物館    新宿区
  てぬクリ工房       葛飾区
11.江戸木彫刻  ◇ 「松本 一広」      台東区
12.東京手描友禅   東京手描友禅工房 協美  新宿区
13.江戸木版画   ◇ 木版館          台東区
14.江戸風鈴   ◇ 篠原まるよし風鈴     台東区
 15.三味線・琴  ◇ 向山楽器店        江戸川区
※ 工房訪問調査  
 
 1.ステンドグラス
   ◇ Nido 
  
      住所   110-0001台東区谷中3-13-6
         TEL 03-3824-2257 

 費用   3,600円~

 体験内容 可愛い手鏡
      他にキャンドルホルダーやランプシェードなど

   
 Nido ステンドグラスキャンドル 
 
   
体験に使用する材料  工房 
 【訪問 記録】


● お店の現状

繁忙期:なし

主な客層:カップル

 

● 体験

内容:手鏡、キャンドルホルダー、ペンダントライト

時間:1~2時間

人数:1-5名

料金:3,500円

注意事項:ハンダを使用するため、妊娠中の方はご遠慮

 

● 外国人

外国人の現状  :ほぼなし

外国語での応対の:なし

 

● 一言メモ

(お店の雰囲気)落ち着いていて可愛い雰囲気

        清潔感もある。

販売コーナーの奥に体験場所がある。

いたる所にステンドグラスが飾ってあって可愛らしい。

 

 実際に訪れての感想

小さい子供にも臨機応変に対応していてよかった。

お店自体はこじんまりとしている。事前に言えば多少の融通は聞く。

 

● 体験談

・年齢層の高い人も子供も楽しめる。
 誰でも簡単にできるが、熱を扱う場面があるので注意が必要。

・女性向け。事細かに教えて下さる。

・デザインが自由自在。

・英語での説明書があればよいと言っていた。

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  2.和紙
    ◇ 小津和紙 
 

創業 承応二年(1653年)和紙の専門店


 彩り鮮やかな全国の和紙が展示販売されている。


 館内には、史料館などがあり、書道・水墨画をはじめ、各種さまざまなジャンルの教室が開催され、和紙の材料のこうぞ)も植えられ、和紙店というより和紙のギャラリーのような心が和む空間が醸し出されている。

 
     館内入口を入るとすぐ、紙すきコーナーかあり実体験ができ
    る。

     また、ギャラリーで紙すき完成までのビデオ鑑賞などできる。



       中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル

 TEL  03-3662-1184

 体験内容 紙すき体験(手漉き和紙の製作体験・工程の実演)

 人数   1人~

 費用   500円

 体験日  日曜・年末年始以外

 時間   1時間

 
   
 小津和紙 紙すき体験  小津和紙 彩り鮮やか全国の和紙
 【訪問 記録】
 

● お店の現状

繁忙期:ほぼ1年中

主な客層:外国人、修学旅行生

人気商品:和紙

 

● 体験

内容:紙すき

時間:1時間

人数:1人~5人
   (大人数の場合はグループに分かれて体験)

料金:少人数の場合(デザイン和紙):1人1,000円

     大人数の場合(普通の和紙) :1人 500円


  その他:紙すき時間5分ほど、紙乾燥時間含めて20
      分ほど。

      体験のほかに史料館の見学や和紙に関するビデオを見るこ
      とができる。 体験、史料館、ビデオを総て合わせて1時間
      半~2時間

 

 注意事項:体験は原則的に当日現金払い。

       事前予約が必要。予約が入って無ければ当日でも可能。

 

● 外国人

外国人の現状:日本に旅行に来ている方や留学に来てい
       る方など、ほぼ毎日来ている。

外国語での応対:一部英語で説明をしている。通訳通じ        て会話をすることもある。会話に困る
        ことはない。
        また、英語の説明書もある。

 

● 一言メモ

日本人よりも外国人のお客様の方が多いように感じた。パンフレットが英語対応されていて外国人をターゲットのひとつとして商売しているように感じた。

 

 ビデオを見ているときに、担当してくださった方が和紙の原料になる楮(こうぞ)の木の実物を見せて頂くなととても親切に教えてくれ、楽しく学ぶことができた。

 普段、修学旅行生や地元の小学生が来ることも多いとおっしゃっていたので、教えたりすることに慣れているのかなと思った。

 

 和紙は手間がかかり大量生産ができなく洋紙より高額なので、洋紙に押されてきてしまっているそうです。

 

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  3.江戸木目人形
     塚田工房 

    住所   131-0033 墨田区向島2丁目11-7
    TEL03-3622-4579 FAX03-3622-4590

体験内容 小さなまりストラップ作り
費用   1人~3人:1,500円 4人以上:1,300円

体験内容 服来郎(ふくろう)
費用   1人~3人:3,500円 4人以上:2,800円
江戸木目込人形の製作体験。人形に衣裳を着せる木目込みの作業。

受入人数 工房内 20名 大人数は区内施設利用 

体験日  日曜・祝日以外
対象年齢 小学3年生以上

    コメント
     *HPもしっかりしていて体験コースが分かれている     
     *六代目 若手の職人    
     *外国人向き


   
 塚田工房六代目 店主  塚田工房 木目銘
   
 人気の招き猫  木目込み人形 完成前
   
木目込み人形 フクロウ  木目込み人形 福助
 【訪問 記録】
  

 お店の現状

○ 繁忙期:雛祭り前(2月)桜シーズン

      修学旅行シーズン(5,6月、10,11月)

○ 主な客層:学生【修学旅行、校外学習】

○ 人気商品:まりのストラップ、ふくろう

 

 体験

  ◎ まりストラップ作成

時間:40分~60分

人数:1~20名。10名以上の場合はお店付近の別会場で行う。

料金:1~3名 1,500円。
   4名以上 1,300円。

 

◎ 福来朗(ふくろう)

時間:1時間30分~2時間

人数:1~20名。

料金:1~3名 3,500円。
   4名以上 2,800円。

 

● 外国人

外国人が来ているか:ほぼなし

外国語での応対の有無:観光協会のガイドブック(英語、韓国語、中国語)

 

● 一言メモ

  江戸初期からの歴史のあるお店。

  (お店の雰囲気)

こぢんまりとした店内。

六代目店主が想像以上よりも若い方だった。そのために、職人さんに対して抱くような堅苦しい雰囲気の感じはなく、親しみやすい。

人形もいくつか展示してあった。まねきねこ、かえる、福来朗の人形も飾ってあった。

 

● 実際に訪れての感想)

  六代目店主のお話から

 雛祭り文化が薄れてきてしまっている事に関して懸念を抱いていた。

そのために、スカイツリーなど都内で集客を図り、実演コーナーを設置して宣伝活動も行っている。

 

 若者の集客、若者向けの宣伝の方法を尋ねられた。

 

 魅力的な商品もいくつかある。特に、まねきねこは海外でも、招き猫を集める人が多い。そういったファンを呼べるのではないか。

 

 日本の伝統文化、行事を海外の方に楽しんでもらうための雛祭りとして、新しい要素を考えても良いかもしれない。

 

● 伝統工芸品の伝承に関して)

 雛人形でも大がかりなものを購入して飾る家庭が少なくなっている。

     雛祭りを行うことが少なくなってきているのが現状。

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    真多呂人形学校  
   住所  台東区上野5-15-13 
   TEL03-3833-9663 FAX03-3833-9669

体験内容 人形作り

費用   小中学生:2,000円+消費税~
     大人  :3,000円+消費税~
*製作する人形によって料金が異なる

人数    20名程度(最低人数何人からでも)

体験日  火・水・木(水は微妙)

 コメント
  *電話の対応が良かった。    *一週間前の連絡が必要

   
 木目込み人形作り体験中 
   
木目込み人形 完成品 
 
真多呂人形学院 英文の体験案内書 
 【 訪問 記録 】

● お店の現状

繁忙期:外国人のツアーが入っているとき

主な客層:外国人

人気商品:顔つきの人形

 

● 体験

内容:小さなまりストラップ、他にも人形など多数

時間:約2時間

人数:一人から

料金:1,500円

注意事項:柔軟な対応可能

 

● 外国人

外国人の現状:多国籍の多数のツアー会社から予約

外国語での応対:有り(説明書などが充実、体験指導者は微妙、体験は見せて意思疎通)

 

● 一言メモ

 (お店の雰囲気)
  1階はお店で高価な雰囲気。

  2階の体験場所はきれいで体験しやすい雰囲気。

 

 実際に訪れての感想

体験に対してとても柔軟な対応をとっていることが分かった。

私たちにも詳しくお話をしてくださり新設なおもてなしがよかった。

 

 伝統工芸品の伝承に関して

伝統的工芸品についてお話を伺った。
国が指定している。100年前の素材を使用している。

 

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  4.江戸切子
     グラスファクトリー 創吉 

      住 所:  東京都台東区雷門2-1-14
      電 話: 03-6802-8948
      メール:  kiriko@sokichi.co.jp  

   営業時間: 平日  11:00〜19:00                 土日祝 11:00〜18:00
   定休日:    年末年始

   ● 江戸切子体験

   十数種のグラスと数十もの柄サンプルの中から選び、
   江戸切子の技法でグラスをカット

 

 ○ 料金

   大人:¥,240  18歳以下:¥,700  
   学校:¥,500

 

 ○ 体験時間

   平日: 10:30 13:00 15:00

   休日:  8:45 10:30 13:00 

       15:00 16:40(¥500割増)

   所要時間 各90分

 ○ 催行人数: 1名~36名

 【 訪問 記録 】


● お店の現状

主な客層:修学旅行生、外国人は留学生が多い

繁忙期 :6月、7月、9月修学旅行の時期

 

● 体験

内容:何種類もの透明なグラスから好みのものを選び
   自分でデザインを考え、グラインダーで彫る。
   まるで、職人気分が味わえる
時間:約2時間

人数:一人から

料金:大人 4,860円(税込)

 

● 外国人

外国人の現状:多国籍の個人客が多い

外国語の応対:有り

 

● 一言メモ

 (お店の雰囲気)
  1階はお店で、各種の切り子細工のグラスを販売

  2階の体験場所は作業台などがきっちりときれいで配置
  されて、体験しやすい。

 

 実際に訪れての感想

とても丁寧に指導してくれるので、自信が無い人でも、すぐ溶けこめ、伸び伸びと職人気分を体験できる。

 

 伝統工芸品の伝承に関して

伝統的工芸品継承というより、切り子グラスの生産工房
という雰囲気

 

 
体験前の説明  
   
展示品 削り方の方法の指導 
   
先ずは底から
透明なグラスに自分でデザイン 
デザイン 
次は削り
   
まるで切り子の職人さんみたいに奮闘 
   
 念には念を入れて 約2時間かけて完成 
   
参加者全員で記念撮影  坂井さんの作品 Good job! 
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  5.江戸手描提灯
      大嶋屋恩田


    〒111-0043 東京都台東区駒形2-6-6
    TEL: 03-3841-269

午前 9:30~11:00 10:00~11:30

午後  14:00~15:30

休日    日曜・祝日休み (土曜は午前の部のみ)


●体験教室  
 ○ 3号提灯に文字・絵柄の手描きを体験

 時間     約90分間

 料金     高校生・一般 1人3,000円 

        小・中学生1人 2,500円

 人数     3~10人くらいまで  

  ○ 中太弓張提灯(13φ×50cm
   コース 1人10,000円~

【訪問 記録】


 お店の現状

主な客層:修学旅行生がよく体験に来る。

     外国人も体験にいらっしゃる。

人気商品: 

 

● 体験(お父さんのみがやっている)

開催日:午前の部  9:30~11:00

         10:00~11:30 
     (土曜は午前の部のみ)

    午後の部 14:00~15:30 

定休日:日曜・祝日休み (臨時休業あり)

詳細は営業カレンダーを参照。

 

● 体験教室 

内容:提灯についてのお話や質疑応答など。
   (15~20分)

   3号提灯(12φ×27cm)に文字・絵柄の手描き
   を体験する   

受講時間:約90分間  

費用:小・中学生  1人 2,500円(材料費込み)

   高校生・一般 1人 3,000円(材料費込み)    

人数:3~10人くらいまで   

 

● 体験道場

内容:中太弓張提灯(13φ×50cm)に江戸文字や絵柄   の手描きを体験。

受講時間:約90分間

費用:1人 10,000円~(材料費込み)

人数:2~4人くらいまで

 

注意事項:

・墨を使用するので汚れても良いもの(タオル・エプロン、
 スモック)などがあると安心。

・下描きに一番時間がかかるので、事前に描く絵柄(文字や
 絵など)を考えておくと、スムーズ。 

・手が汚れるのでウェットティッシュを持参する。

・申し込みは必ず、体験する本人がする。

 旅行会社等の方からの予約は受けていない。

*日にちによっては受けできない場合もある。

 詳細については問合せ。

 

● 外国人

外国人の現状:来ている。

外国語での応対:日本語の対応のみとなっている。

(HPも日本語表記のみ)

外国人が参加希望の場合、日本語のわかる方に必ず同伴。

 

● 一言メモ

(お店の雰囲気)

 日本らしい雰囲気の建物。外に提灯が展示してあり、実際
 に外国人の方が興味を持っているようだった。

 

 実際に訪れての感想

浅草寺や浅草駅から近い。

また、大通りに面しているため、アクセスがよい。

*既に『アゴーラ・プレイス浅草』で日本の文化体験チケッ
 トとして販売している。

   
 大嶋恩田商店正面  提灯の種類も多い
   
 提灯 色づけ   五代目当主 恩田舜史さんが指導
   
 提灯 体験 白地に書き込む  出来上がり乾かす
   
 六代目 恩田修さん ホームページより
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  6.東京七宝
    ◇ 坂森七宝工芸店
    
      台東区元浅草1-2-1

TEL&FAX 03-3844-8251

● 学生料金
  1,500円コース:ペンダント1点

  2,000円コース:ペンダント1点
            十その他4点中から1点

  一般料金 学生料金に +600円

  ※その他は、スプーン・フォーク・ストラップ
   ・キーホルダー等です。
  ※上記ペンダントにはロー引きの紐(1m)が
   付きます。

● 定員  4~14名  対象 小中高生・一般  

● 所要時間 約2時間

● 体験可能日 平日午前中(月・木は午後も可) 

        第2・3・4土曜日午前中

● 時間   午前10:00~12:00

             午後13:00~17:00

 
 坂森七宝工芸店
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   7.江戸つまみ簪(かんざし)
    ◇ つまみ堂
      東京都台東区浅草橋3-20-16
      【電話・FAX】03-3864-8716


       羽二重を使った伝統的な製法で作られる簪  

かんざし、ブローチピン作り
開 催 日:火曜~土曜日の営業時間内 
     日・月曜日、祝日は休み
受講時間:約1時間半~ 2時間 
素 材 :『一越ちりめん』(色は選べる)
参加費用(※教材費含):¥3,500(税込)

歳~小学生は 丸つまみのお花の体験*
 参加費用(※教材費含):¥1,000(税込)
     (パッチンピン、ヘアピン、マグネットから選択)

▼ デメリット
  ・完成品がアクセサリーなどで女性向きでは  

 【訪問 記録】


 お店の現状

主な客層:女性、男性は2%ほど

人気商品:体験はあまりやっておらず、講座が主である。

 体験

開催日:火曜~土曜日の営業時間内

(時間は予約時に問い合わせ)

◇ かんざしorブローチピン

受講時間:約1時間半~2時間

素 材 :『一越ちりめん』でつくる。
     (色は選べる。)

参加費用(※教材費含):¥3,500(税込)

◇ パッチンピン、ヘアピン、マグネット

受講時間:40分~約1時間 

素 材 :『一越ちりめん』でつくる。
     (色は選べる。)

参加費用(※教材費含):¥1,000(税込)

※ 注意事項:5名以上の場合は、問い合わせ。 

 外国人

外国人の現状:来ている。

外国語での応対:HPは英語対応している。

 一人英語を話せるスタッフがいるときに対応している。

● 一言メモ

 (お店の雰囲気)

  体験施設もとてもきれいであった。

  女性には喜ばれるような雰囲気。

 実際に訪れての感想

  大通りに面していて、アクセスはよい。

 伝統工芸品の伝承に関して

技術また技法によっての製造・原材料、工芸用具など伝統工芸品の指定にのっとって行っている。

   
体験中  体験サンプル 
   
 体験サンプル  体験中
   
 体験中  体験サンプル
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  8.東京額縁
    ◇ 額縁工房田島


    漆を塗り、箔押しがなされた額縁  

台東区浅草橋4-19-2 〔電話〕03-3851-9432
〔営〕9:00~17:00 〔休〕土日祝
料金 1,500円
定員が6~7名

 ○ メリット
   ・全ての人を対象にできる
   ・完成品が華やか
 ▼ デメリット
   ・繋忙期の受け入れは難しいと記載されている

 
 額縁工房田島
  9.江戸更紗
    ◇ 染の里 二葉苑


    東京都新宿区上落合2-3-6 
    Tel 03-3368-8133


     テーブルセンターを染めでつくる  

料金 2,500円
定員 5名~18名
対象 小学4年生以上
所要時間 約1時間/時間 14:00~
※体験可能日 火~土(年末年始を除く)

 10.東京本染
     東京染め物語博物館

新宿区西早稲田3-6-14 
03-3987-0701

創業140年余りの老舗では、江戸小紋・江戸更紗等の染の現場を見られる。

 江戸小紋の体験・染め道具の展示、キモノ相談コーナーも併設。

営業/開園時間平日:9:00~16:00 休館日土・日・祝日

         予約により土曜日10:00

体験 木綿のハンカチ作り 5名以上2,000

 

     てぬクリ工房


葛飾区立石4-14-9 
電話 03-3693-3335

体験開催日 月~金

体験時間帯 午前:10時~12時 午後:14時~16

定員    各回 (最少催行人数)

体験料金  手ぬぐい 名 4,000(税込み)

      体験料;事前振込み又は当日支払い

   
 染の里 二葉苑   東京染め物語博物館 
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 11.江戸木彫刻
    ◇ 「松本 一広」

       所在地:墨田区石原1-13-3
      電話番号:03-3622-4920

      体験箸作り 木を削る

料金:   3,000円
人数    6名程度
所要時間: 2時間
休日:   日曜・祭日

  12.東京手描友禅
      東京手描友禅工房 協美


  東京都新宿区下落合4-6-17 
  tel03-3954-3331 
  fax03-3954-3332

  ・扇面絵師が呉服屋の依頼で、小袖に小紋模様の多彩
   色図案を描いたのが始まり。

  ・着物、羽織、帯の染め物がメイン

 体験   講習会形式 日時限定 5時間程度

 体験料  6,000円 
 催行人数 1~5名 

   
 「松本 一広」箸作り   東京手描友禅工房 
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 13.江戸木版画 
    ◇ 木版館


台東区浅草1-41-8

TEL  070-5011-1418

体験内容 職人が使用する伝統的な道具を使った木版画の摺り体験。完成品は持ち帰り

人数   1~5名
費用   2,160円
体験日  火曜日定休

体験時間 10:00~/13:00~/14:30~
所要時間 約1時間

対象年齢 小学校高学年以上(小学生は家族同伴で体験可能)

 コメント
   *外国人も歓迎している。

 ● 「プリントパーティ」
    代表者のカナダ人のDavid Bullさんが巧みな日本語で指導。
 

   伝統木版画の摺り工程をパーティ気分で体験。

   プロが彫った版木と昔ながらの道具を使って、4版7色の木版画を
   1時間ほどで完成させます。

   4版の木版に7色を重ねて、版画を完成てゆく。

   スタッフが和気あいあいと会話をしながら、指導。
   お茶休憩をとりながら楽しんだ完成品を記念にお持ち帰り

【訪問 記録】 


● お店の現状

繁忙期:桜のシーズン 216人

主な客層:年齢は老若男女、国籍は多彩、ヨーロッパ圏
     家族連れが多い 

 

● 体験

内容:伝統的な手法で、4版の版木に7食の色を重ね、擦り
   上げる体験

時間:60分

人数:1~5人  人数の多いときは回転

料金:2,160

 

● 外国人

外国人の現状:多国籍のファミリー、カップル、友人など

外国語での応対:David Bullさん以外のスタッフも英語は
        お手のもの

 

● 一言メモ

(お店の雰囲気)
 浅草六区の路地裏の、狭い階段を上がった2階。
 階段の右は下町の風情が窓越しに見られ、6畳くらいの工
 房。左側の狭い部屋の壁面には版画を展示、販売。

 

 実際に訪れての感想

カナダ人がなぜと思える、日本の浮世絵に惚れて、再現に挑戦している、版画ができるまでの実態を知らない日本人が多い中、体験中にも、いろいろな国の方達が訪れてくる。
 日本人以上に魅力と価値をみつけているようです。

 

 伝統工芸品の伝承に関して

江戸自体から続く版画のすばらしさを新しいスタイルでホンモノを伝え続けている。このまま未来に伝承していって欲しいと願う。


   ▼ 問題点
    ・1日にできる回数が限られてしまう
     90分付ききっきりの指導なので、かなりハード。
    ・木版や材質の良い和紙の確保が難しい

  ▼ プランを旅行商品化する場合
    ・希望に添えない日が出る可能性がある。
    ・体験可能人数は1回5人迄、
     人数多いときは回転で対応
    ・体験時間は相談に乗れる
    ・旅行会社からの予約は受けているが、手数料は払わない。

  ◎ 今後の木版画刷体験をどのようにしたか
    お客様が体験を楽しんで、喜んでもらえるように継承してゆ
    きたい。
   
 先ずは完璧な日本語で説明・指導 
   
 説明中のDavid Bullさん  日本人のアシスタントが手ほどき
   
 刷りをチェック  熱心に体験中
   
 版木  体験中
   
 桃太郎の完成版画 良く出来ました  完成披露
 
完成作品を持って体験者全員で記念撮影
   
休憩、David Bullさんとベトナムからの留学生チュン(Trung)さん  スペインからの見学者 
   
 壁の展示品の説明  作品・販売品
工房訪問 番外編 
   
 体験前にランチで腹ごしらえ
左側から韓国からの留学生ソ ミンス (Seo Minsu)さん、泰田先生、今回のコーディネーター坂井さん、長坂
 浅草の東京伝統工芸館を見学

現在、改装中で閉館
   
 折角、浅草にきたからには
浅草寺に参拝
坂井さん、ベトナムからの留学生チュン(Trung)君とソ ミンス 君
 体験終了後は、浅草駅近くの中華レストラン香港亭でノミニュケーション

とても、楽しい一日を過ごせました。
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 14.江戸風鈴
    ◇ 篠原まるよし風鈴
     台東区台東4-25-10 
     TEL03-3832-0227 
     FAX 03-3832-0255

    ① 絵付け体験
        工房で作成した透明なガラスの風鈴の内側から絵付けをする
      ¥1,500(税込み)
      ※絵を描くのにかかる時間 : 約50分。

② ガラス吹きから絵付けまでの体験
   
(自分が吹いたガラスの内側に絵付けをします。)
  ¥2,000(税込み)体験時間は、役80分~
 
※持ち帰りが出来る。
※一年中体験できる。

朝の体験開始時間は10:30~ 15:00~
(ガラス吹き体験は、期間が限られます。)

2018年のガラス吹き体験の予定
 前半 7月29日まで。 
 後半 9月15日~12月初旬まで 

【訪問 記録】 


● お店の現状

繁忙期:5,6,9,10,11月

主な客層:修学旅行生、関東圏の家族連れ

人気商品:江戸風鈴

 

● 体験

内容:絵付け体験

時間:50分

人数:1~40人

料金:1,500円

 

内容:ガラス吹き+絵付け体験

時間:80分前後

料金:2,000円

 

注意事項:最終の体験開始時間は16:00~

予約はフォーム、FAX、メールで行う。ガラス吹きの場合は、「ガラス吹き」という記述する。

当日、前日、前々日の予約の場合、電話での連絡も必要。

 

● 外国人

外国人の現状:お客様の3~4割がアジア圏の外国人

       (日本語学校の団体が多い)

外国語での応対:簡単な英単語を用いて説明を行っている。

        英語の張り紙や、江戸風鈴に関する説明書などがある。。

 

● 一言メモ

(お店の雰囲気)
 工房というより、広めの部屋に、色付け道具が置かれた
テーブルが並べられている教室風で、訪れた他のお店と比
べると、お店から日本らしさはあまり感じられなかった。

 

 実際に訪れての感想

御徒町近くの小竹商店街の中に位置しており、体験を行う以外でも楽しめることが出来るのではないかと思った。

 

 伝統工芸品の伝承に関して

江戸風鈴を昔ながらのやり方で作っているのは、篠原まるよし風鈴を含めて、江戸川区の篠原風鈴本舗と2か所だけ。

   
完成品 風鈴 
   
 体験場所 風情が無いのが残念 色づけのやり方を指導 
   
まずデザインを決める 
これでなかなか決まらず時間が
次ぎに 表面に下書きをする 
   
表面のデザインに添って、内側に書き込む  
   
 丁寧に、彩りも思うまま  表面の下書きを拭き取る
 
 やっとできました。チリンチリンと心地良く響き渡ります
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 15.三味線・琴
    ◇ 向山楽器店

    住  所: 江戸川区平井4-1-16
    電話番号: 03-3681-7976
    最寄り駅:JR総武線 平井駅
    基本情報
 
    営業時間:10:00~18:00

● お店の現状

主な客層:外国人

人気商品:三味線、琴

 

● 体験

   三味線の伝統を少しでも知ってもらうきっかけなればとの思いで、三味線の棹となる材料の木を素材にして箸づくり体験。

内容:箸づくり

時間:2時間~3時間

人数:1日18名まで

料金:2,000円

 

内容:飾り台づくり

時間:3時間

料金:1,000円~2,000円

 

:後からの支払いは可能 

       予約希望日は日程を調整して対応している。

● 外国人

外国人の現状:1か月前にイタリアからのお客さんが来た。

外国語での応対:カタコトの英語で説明をしている。

          会話は難しい。

 

● 一言メモ

  (お店の雰囲気)

     外観は民家のよう、入口を入るといきなり作業場と三味線
     や三味線の部品や琴が所狭しと置かれている。
     ここで体験ができるのかと途惑ってしまいそうなスペース。

 実際に訪れての感想

平井駅周辺や近くの商店街にも外国人観光客らしき人も見当たらず、浅草からも少し遠いのが難点。

 

 伝統工芸品の伝承に関して

 花柳界や趣味で演奏する層が減少して、三味線の需要が激減、現在では中古品の販売と三味線の修理が主となってしまっている。

 

 また、主要な三味線の棹の原材料のインド産の紅木(レッドサンダーウッド)は、高価で希少で、ワシントン条約で取引が規制されていて、更に、三味線の皮は本来は猫や犬の皮だったが、動物保護の観点から手に入りにくくなり、現在ではオーストラリア産カンガルーの毛皮が使用しいているなど、伝統的な 三味線作りを継続していくのが難しい状況になっている。

 
 向山正成 さん
   
 胴にさわって見る  胴
   
 箸作り体験 完成品  固い材質の木
   
 三味線の数々  琴の数々
   
 三味線は分解できる 天神部分 糸巻き
   
 東京伝統工芸協同組合会員証  胴の皮の張り、伸ばす
  参考資料・写真
   各社ホームページ
   東京都 東京工芸品紹介サイト
   東京都 東京工芸品工房 見学・体験案内
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