■ 宮島観光協会 集客1割増へ 厳島神社世界遺産20年 旅行新聞
広島県の宮島観光協会は4月29日から2週間、巌島神社のPRを東京
スカイツリー内の全国観光PRコーナーで行った。
今年12月に巌島神社が世界遺産登録20周年を迎えるに当たり、宮島
では通年さまざまなイベントを企画。
飯田勝彦専務理事は「宮島もスカイツリ−と同じでさまざまな地域か
ら人が集まる。
また外国人観光客が多いのも同じで、いろいろなイベントをたくさん
の人にPRにこれほど最適な場所はない」と述べ、昨年は約400万人
の方が宮島に来てくれた。
今年はこれから開催するさまざまなイベントを通じ、昨年の1割増の
集客を目指したい」と意気込みを語った。
会場にはG7広島外相会合のときに要人が宿泊したホテルを飾った宮
島のシンボルの「大鳥居」の模型を設置。白拍子姿、公家装束に身を包
んだNPOふれあいれいまちむら興し塾”に参加している東洋大学の学
生もPR活動に参加し、多くの人が写真を一緒に撮るなど、注目を集め
た。
また、しゃもじの「飯をとるにかけて「幸せを召し取る」幸せのしゃ
もじも配布。この2つの効果もあり、さまざまな年代の人が同ブースで
足を止め、宮島の思い出などを語った。
外国人観光客も普段見慣れないものに興味をひかれ、色々な質問をす
るなど、29日のPRは盛況だった。
広島にはもう1つの世界遺産「原爆ドーム」があり、こちらも今年、
世界遺産登20周年を迎える。そこで、両遺産で合同のイベントも企画。
2年後には巌島神社を今の姿に造営した平清盛誕生900年を迎え、イ
ベントの実施も決定。「平清盛に縁のある京都や神戸などの街とも連携
したイベンドにできたらいい」と飯田氏は語った。
|