◎ 2015年8月2日 津久井青年会議所様 日帰り
   親子じゅがいも掘り・うどん打ち・スイカ割り体験会  
   《 お手伝いで参加した学生の皆さんの感想文》
  ● 東洋大学1年 平野  翼
     今回の藤野で、かつて学習した「農業の現状と課題」を
   目の当たりにし、改めて考えなくてはならないと思った。

    藤野駅から降車してまずは畑へ向かった。そこではじゃ
   がいもやねぎ、かぼちゃ等が栽培されていたが、ある一角
   だけ点々と草が生えていた箇所があった。

    この畑を管理している現地の人曰く、山から猪が降りて
   きて、農作物を荒らしていくらしく、この畑も被害がでて
   いるということであった。

    そして、この畑は荒れ地を開墾した草むしりをして管理
   しないとダメだと続けた。

   管理の方はご高齢であったが、他にやる人がいないと言う。

    人口が70万人を越える大都市の相模原市、しかし藤野
   の農業を担うのは若者ではなく、高齢者が多いという現実
   を再認識した。

   もちろん、これはその一角にしか過ぎないが。
 ● 都留文化大学 3年 林 綾香
    今回、藤野の行事で「じゃがいも掘りとうどん打ち体験」
  のお手伝いをさせていただきました。
 

   自然に囲まれた環境の中で、行事に参加した人たちと一緒
  に同じ活動をすることは、とても楽しかったですし、達成感
  もありました。

  
   また、行事運営の補助をしながら、地域の方々と交流する
  機会が多くあり、たくさんの人々の温かさが感じられました。

   藤野についてや野菜のことなど色々な知識を丁寧に教えて
  くださったり、活動を通して何度も声をかけていただきアド
  バイスをくださったりと、有意義な時間を過ごすことができ
  ました。

   それと同時に、地域振興は人と人とのつながりが重要であ
  ることを学びました。

   今後もよりよい地域活動となるよう、自分も主体となって
  活動に参加していこうと思います。

   本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございま
  した。

   お手伝いをするつもりが、沢山お世話になりありがとうご
  ざいました。

 ● 東洋大学1年 澄川ひかる
    参加してみて新たな発見もありました。   

   私は今回初めてお手伝いという形で藤野でじゃがいも堀り、
  うどん作り体験に参加させていただきました。

   現在、藤野に限らず日本の農村は、後継者不足などから畑
  の面積も急激に減ってしまっているそうです。

   こうした中、大学生の私たちはどのような支援をすればい
  いのか、と考えさせられた一日でした。

   こうした活動に積極的に参加する若者や、支援する体制を
  もっと増やして行くべきだと思いました。

   日本の農村の現状を知らない人にも知ってほしいです。

   また一日の活動の面では、普段の大学生活では交流できな
  い子供たち、現地の方々と過ごした時間はとても貴重でした。

   ささやかなお手伝いしかできず、私たち自身も楽しんでし
  まいましたが、また機会があれば藤野を訪れてお手伝い、交
  流を深めたいと思います。

   藤野の方々の温かさに触れた一日でした。


   また機会があれば宜しくお願いします!

 ● 東洋大学 国際観光学科1年 福嶋 大輝
    お手伝いという名目で行ったが、普通に自分自分自身楽
   しんでしまった。

    体験した事は勿論貴重な経験となったがその内容よりも、
   個人的にはこのように全国の何処にでも何かしら魅力が眠
   っているのに、それを知らずに日々過ごしているのが勿体
   無いなと感じた。

    後半、事務所で電話のやり取りをみていたが、自分たち
   以外にも割と沢山団体とのやり取りをしている様子が見受
   けられた。

    やはり、地域そのものと昔からその地を知る地元の方た
   ちとの触れ合いの中で生まれる魅力というものもあると思
   うので、今後の活動でも地元の人たちからその地の魅力を
   できるだけ多く聞き出し、その上で自分をはしごとして発
   信する事ができると意義ある活動になるのではないかと感
   じた。

 ● 東洋大学 国際観光学科1年 金谷千波 
   観光学(語学研修先のフィリピンへから)
    2日はお手伝いといいながら自分も色々なことを体験す
   ることができてとてもよい機会でした。

    参加することができてよかったと思っています。

    参加している方々をみて最も印象的だったのがじゃがい
   も掘りのときのことです。

    最初は掘るのをためらっている子もだんだんと参加する
   ようになって最終的にはみんなじゃがいも掘りをし、たく
   さんもって帰っているのをみて『実際に体験すること』の
   強みを感じました。

     それは、最初は興味がない人も、引き込むことができる
   ということです。


    
ただ話を聞くよりもずっと関心を引くことができます。

    しかし一方、今回は結局できた作物を収穫しただけで、
   これまでの苦労が伝えきれて
いなかったのではないかと思
   います。

    例えば収穫をする前に、これから採るものがどんな手間
   暇をかけて作られたか紙芝居などでざっくりと説明すれば
   なお関心が高まると思います。

    そして、ひいては普段自分達が食べているものへの関心、
   ありがたみを得てもらえると思います。

   また、今回はもうひとつ大切なことを学びました。

    それは、その土地に行く前に、その土地のことについて
   知っておくべきだということです。

    特に藤野では、芸術のまちであることどころか、私は藤
   野の位置や何県に属しているのかさえ知らずに行ってしま
   いました。

    そして私は、今フィリピンへ語学研修に来ていますが、
   来るまえにフィリピンの基本的な情報を授業で調べました。

    しかし先日、先生から2013年の台風30号のことを
   聞いて大変なショックを受け、その晩、夢にまでみてしま
   いました。

    その時私はそのことについて全く知らなかったことを恥
   ずかしく思いました。

    ですから私は、その土地に行く前にその土地の基本的な
   情報だけでなく大きな出来事や問題などについて知ってお
   くのも、現地の人と関わるための礼儀だと思いました。

    ぜひ長坂さんに感想を送る際に藤野の小麦粉で打ったう
   どんの写真を添付しようと思っていたのですが出発前はと
   ても忙しく、残念ながら送ることができませんでした。

    私はうどんが好きなのでフィリピンにいると時々うどん
   が恋しくなるのですが帰ったらぜひ藤野の粉で打って味わ
   いたいと思います。